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循環器疾患Q&AQ&A

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Q:不整脈は危ないのか?

薬院循環器内科占部医院|不整脈は危ないのか?

心臓の拍動のリズムが不規則になったり、異常に早くなったり、遅くなったりする状態を不整脈といいます。
最も危険な不整脈は「心室細動」で、心室が細かく震え、血液を送り出す機能が全く失われた状態となります。
マラソン大会などで突然倒れ、AED(自動体外式除細動器)で一命を取り留めた例はほとんどこの不整脈と言われています。
これとよく似ていますが心房細動では、心房が細かく震えますが、血液を送り出す心室の機能はほぼ正常に保たれるのですぐに死に至ることはありません。
しかし心臓内の血液の流れがよどみ大きな血栓ができることがあり、それが飛んで脳の血管に詰まる脳塞栓を引き起こすことがあります。
元サッカー日本のオシム監督はこのため生死の境をさまよったことでも有名です。
脈が飛んだり抜けたりする「期外収縮」は放置しておいて問題ないものが大半ですが、めまい、ふらつきなどを自覚する場合は循環器専門医を受診し、24時間心電図検査を受けた方がいいでしょう。


Q:循環器で生活習慣病は診てもらえますか?

薬院循環器内科占部医院|生活習慣病は診てもらえますか?

生活習慣病は昔、成人病と言われていました。
これでは大人になったら起こる病気という印象を受けますが、生活習慣の乱れ(暴飲、暴食、ストレス、運動不足、喫煙)によってどの年代でも起こる疾患で、代表的なものは高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満があります。
これは死の四重奏と言われ、いくつ合併するかで将来心筋梗塞、脳卒中を起こす確率が大きく違ってきます。
これらの疾患は血液検査で診断でき、将来起こり得る心疾患脳卒中の早期診断のためには循環器もしくは神経内科専門医で診てもらうのは理にかなっていると考えます。


Q:動悸がします、循環器受診でいいんでしょうか?

薬院循環器内科占部医院|動悸がします

動悸の原因は心臓疾患以外にも貧血、呼吸器疾患、甲状腺疾患、婦人科疾患、精神科疾患と多彩です。不整脈が原因ならば動悸を自覚した時の心電図の記録が出来れば診断できますが、そのようなチャンスはなかなか無く、毎日のように症状があれば24時間心電図での診断も有効と考えます。不整脈が原因でなければ貧血、呼吸器疾患、甲状腺疾患のスクリーニングを行いますがそこまでは循環器専門医で診断できます。


Q:血圧が高いと言われたけど自覚症状が何もありません。放置してもいいですか?

薬院循環器内科占部医院|血圧が高い

いけません。高血圧には自覚症状がほとんどありません。血圧が200mmHgを超えても健康診断で指摘されたから受診したという患者さんは珍しくありません。高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれるゆえんです。高血圧を放置すると、心臓、脳、腎臓に障害をきたし、最終的には心筋梗塞、脳卒中、腎不全を起こす可能性が高くなります。


高齢者の心不全

Q:死亡原因のひとつとして、よく耳にする「心不全」とは何ですか?

薬院循環器内科占部医院|心不全とは

先ず、心不全は病名ではありません。
心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下し、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。

心不全の原因となる異常には①~⑤があります。 ① 生活習慣病の一つである心筋梗塞
② 心臓の弁に機能障害が生じる弁膜症
③ 心筋そのものに異常が伴う心筋症
④ 年齢が高くなると気をつけなくてはいけない高血圧
⑤ 心臓の脈拍の異常から起きる不整脈


Q:高齢者の「心不全」に特徴はありますか?

薬院循環器内科占部医院|心不全|高齢者

心臓の機能はふたつあります。
① 収縮機能 → ポンプで血液を送り出す機能
② 拡張機能 → 心臓が柔らかく拡がり、全身の血液がスムーズに心臓に戻る機能
高齢者は心臓が硬くなり、この拡張機能が低下することが多く、息切れや足のむくみを訴えることがよくあります。この拡張機能の低下は検査では見つかりにくく、高齢者は「年のせいだから」「体力が落ちただけ」と放置し、重症化し、最悪の場合、救急車で運ばれることが少なくありません。


Q:「心不全」の治療とはどのようなものがありますか?

薬院循環器内科占部医院|心不全|治療

治療薬としては①~③があります。
① 利尿薬
② 血管拡張薬
③ 強心薬
※ 重症の場合はこれらを点滴で投与することもあります。


Q:「心不全」にならないように心掛けることは?

薬院循環器内科占部医院|心不全|心掛け

高齢者の場合は一度「心不全」を発症すると慢性的に繰り返してしまうことが少なくありません。
具体的には、下記を心掛けてください。
① 塩分を控える
② 水分の摂り過ぎに注意する
③ きちんと薬を服用する



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